改めてフラッシュテクニックについて

今年になって、フラッシュ・テクニックのベーシック&アドバンストレーニングを修了してから、クライエント様のニーズに合わせて、適宜実施し続けております。

フラッシュテクニックの有り難いところは、クライエント様がトラウマにアクセスするのがあまりにも苦痛な時や二重注意が難しい時に大活躍するところです。

そして、基本的な標準プロトコルに統合することもできるので、非常に幅が広がります。

 

 

カウンセリング終了時に、クライエント様が「楽しかった」と感想をおっしゃるのをよくお聞きします。

それは、紛れもなく、ワクワク・ウキウキすること(ポジティブ・エンゲ―ジング・フォーカス)に集中していることが要因なのですけれど。

そして、短時間で非常に苦痛だった記憶から解放されていかれます。

 

 

今夏のEMDR学会の一般演題には、日本フラッシュテクニック・インスティテュート(FTI-J)の南和行先生、加藤澄江先生のご発表もあり、拝聴いたしました。

曰く「トラウマ記憶に間接的にアプローチし、無意識下で処理が進む」「偏桃体の過剰反応がなく記憶の再固定化を促す可能性が示唆されている」。

 

今後も治療計画を練りながら、フラッシュテクニックを効果的に実施していこうと思っております。

改めてフラッシュテクニックについて
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