今年のEMDR学会のテーマ、「再びつながる」には、EMDRの治療過程において、回復や解放が生じ、記憶、身体感覚、感情、人間関係等が健康的な方向に「再びつながる」という視点もあるとのことでした。
そのテーマに沿うように、重度の解離があるケースへの関わりの工夫、EMDR臨床に役立つ脳神経学の知識、EMDRと相性の良いアプローチを併行して使う際の工夫等々に触れることができ、非常に有意義な時間を過ごしました。
一橋大学大学院の宮地尚子先生の環状島モデルは、トラウマを地形にたとえて説明をなさっていらっしゃり、より良い支援をするための立ち位置がより明確になるように感じられました。
地道に学びを継続して、臨床に役立てていきたいと思いを新たにした時間でもありました。
再びつながる