強迫性障害におけるEMDRのワークショップ

不潔恐怖、加害恐怖、確認行為などの日常的に困った症状が見られる「強迫性障害」は、生涯有病率がほぼ2%と言われています。

手を洗っても洗っても、洗っても、、、きれいになったと思えない。

鍵をかけたことを何度確認しても、、、大丈夫と思えない。

だから、その行動を繰り返しせざるを得なくなり、周囲の人を巻き込むことも稀ではありません。

曝露反応妨害法 (認知行動療法)と薬物療法とで治療を進めていくのが一般的です。

 

 

さて、先日、「強迫性障害におけるEMDR」のワークショップを受講いたしました。

講師は、臨床心理学者、認知行動療法とEMDRの有資格者であり、EMDRヨーロッパ上級トレーナー、ドイツEMDRIA議長、ドイツDGPPNの強迫性障害治療ガイドライン委員等々の肩書をお持ちの強迫性治療の専門家であるカルステン・ブーム博士(Dr.Karsten Böhm)です。

主催は、関西EMDR勉強会でした。

 

 

本来、危険ではないことに多大な危機感を持ってしまい、がんじがらめな状態になってしまう強迫性障害ですが、EMDRでは「今、ここ」にいるためにマインドフルネスを応用し、カウンセラーと共同作業できるところがサポーティブに感じました。

今回一端を学ぶことができた強迫性障害のためのEMDRを、トラウマの問題に強迫性障害を併発して苦しんでいるクライエント様にご紹介できるようになるために、機会をつかんでさらなる学習を重ねていきたいと思っているところです。

 

🎎旧暦のひな祭り🎎

強迫性障害におけるEMDRのワークショップ
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