「来談者中心療法」って、お聞きになったことありますか?

「いつもいつも『こんなこと』でボヤいていたら、悪く思われるのでは?自分の人間性を疑われるのでは?」と話したい、聞いてほしい気持ちはいっぱいなのに、遠慮がちになったというようなことはありませんか?専門性のあるカウンセラーの元では、「悪く思われるのでは?」「人間性を疑われるのでは?」といったような心配はご無用です。また、勇気を出して話した悩みや問題について、意見されたり、お説教されたりというようなことも起こりません。

なぜ、そのような姿勢をカウンセラーが大切にするのかという答えは、「来談者中心療法」の中にあります。

アメリカの臨床心理学者、カール・ロジャーズが創始した「来談者中心療法」は、精神分析や行動療法に次ぐ「第三の潮流」と呼ばれる心理療法です。ロジャーズは、「自分自身の問題について一番深く理解しているのは、クライエント自身」と考えており、治療者と患者との関係性が対等であることを大切にしています。ゆえに、ロジャーズは、来談する人を「患者」ではなく、「クライエント」と呼称するようにしました。

 

「来談者中心療法」では、カウンセラー側は、人(クライエント様)が本来持っている成長の力を信じて、非指示的に接します。その時、特に大切だと言われているカウンセラーの姿勢は、「自己一致」「無条件の肯定的配慮」「共感的理解」だと言われています。カウンセラーがこれら3つの姿勢を大切にし、十分な傾聴をすることで、クライエント様自らの力で自己実現に向けた変容が起こるとロジャーズは主張しています。

 

カウンセリングルームは、クライエント様がどんなことでも自由に話せる、心の底から安心できる守られた空間として存在しております。

「来談者中心療法」って、お聞きになったことありますか?
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