朝夕はようやく過ごしやすくなってまいりました。読書の秋には一足早いのですが、今日はとてもわかりやすいEMDRに関する本を2冊ご紹介したいと思います。
1冊目は、「EMDR革命:脳を刺激しトラウマを癒す奇跡の心理療法 生きづらさや心身の苦悩からの解放」です。EMDRという心理療法では「どんなことをするのか」「どんなことができるのか」「どんな風に過去を乗り越えていけるのか」などが、とてもわかりやすく書かれています。クライエント様にEMDRを理解していただくのには恰好の1冊目になると思います。本のサイズやお値段がお手頃なのも、クライエント様を配慮しているように感じられる1冊です。
2冊目は、「こわかったあの日にバイバイ!トラウマとEMDRのことがわかる本」です。こちらは絵本です。そう、子ども向けに易しくEMDRのことを解説してある本で、挿絵も可愛らしく、ただただ読みやすいの一言に尽きます。大人向けの絵本人気は続いているように思いますが、こちらも、大人が読んでも勇気づけてもらえる絵本だと思います。EMDRの真髄が一切の無駄なくストレートに入って来る感じです。10分間でEMDRのポイントを理解できる「スグレモノ」です。
EMDRって、興味はあるんだけど、なんだかよくわからないと思っていらっしゃるあなたにこそ、読んでいただきたい本です。
📚ご紹介した本📚
・タル・クロイトル(市井雅哉訳) EMDR革命:脳を刺激しトラウマを癒す奇跡の心理療法 生きづらさや心身の苦悩からの解放 星和書店 2015年
・アナ・M・ゴメス(市井雅哉監修 大塚美菜子訳 角慎作イラスト) こわかったあの日にバイバイ!トラウマとEMDRのことがわかる本 東京書籍 2012年