アメリカと比較すると見えてくる日本のカウンセリング事情

臨床心理士が誕生して30余年、その後、スクールカウンセラーが導入され、昨年(2019)には、国家資格である公認心理師という資格も生まれました。2015年からは、ストレスチェックが義務化もされていますね。こうしてみると、「カウンセリング」は、少しは私たちの身近な存在になってきているでしょうか。

 

どうでしょう?日本では、カウンセリングを受けることについて、いまだにネガティブなイメージがつきまとっているように思いませんか?できるだけ人様に知られないように、こっそりと受けたいと思う方が多いのではないでしょうか。

 

カウンセリングの生みの親とも言えるアメリカでは、カウンセリングをもっと日常的に気軽に利用しているようです。カウンセリングに保険が適用されるので、気軽さも倍増しそうですね。そのため、我慢に我慢を重ね、心理的にどうにもならなくなってからやっとカウンセリングに行き着くという様子ではないようです。悩みや問題があるのは当たり前という意識のもと、その解決のために「普通に」カウンセリングを利用します。そればかりでなく、メンタル不調の予防のため、ストレスケアのため、自己管理のため、より肯定的な行動変容のため等々の理由で、ごく日常的にカウンセリングを利用することができるのです。

日本においても、カウンセリングのネガティブなイメージが少しでも払拭される未来が来ることを願わずにはいられません。

アメリカと比較すると見えてくる日本のカウンセリング事情
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