私たちが大きく深く傷つく要因として、「些細なこと」と思われるようなことが沢山あります。
それは、もちろんDSM(米国精神医学会による精神疾患の診断・統計マニュアル)のA基準を満たすことはありません。
ですが、慢性的に継続され、見過ごされ、澱のように重なり、その人の人格にまで深い傷つきを残すような出来事です。
確かに、命にかかわるようなエピソードではないかもしれません。
しかし、間違いなく、人生に暗い影を落とします。

そのようなトラウマのことをスモールtトラウマと呼びます。
例えば、怒鳴られる、無視される、恥をかかされる、笑われる、否定される、侮辱される、仲間外れにされる、からかわれる、いじられる、両親の不仲を見る、いじめなどなど枚挙にいとまがありません。

先月のEMDR学会でも「スモールtトラウマ再考」というシンポジウムがあり、関心深く拝聴いたしました。
EMDRはそのようなスモールtトラウマにも柔軟に使え、クライエント様をその苦しみから解放していくところが非常に大きな一つのメリットだと思っています。
スモールtトラウマのこと
