Bさまの保護者より 2021年3月

娘にとって、過去に受けた傷は想像以上に大きなものでした。その傷は彼女を常に不安な状態にしていました。ほんの少し気に障ることを言うと、それが生きるか死ぬかの大問題に発展することも度々ありました。

EMDRの治療を始めてからは、不安症状がどんどん薄れていくのを感じました。親である私も、学校の先生も驚きを隠せませんでした。

治療を始めて半年、穏やかな時間を過ごせるようになって、彼女が恋焦がれていた「普通の生活」ができるようになっていきました。EMDRを受けていなかったら、いまだに娘は闇のなかをさまよっていたのではないかと思われます。

EMDRのカウンセリングには、満足という言葉だけでは満足できないほどに満足しております。過去の傷を治して頂いただけでなく、前向きに生きる力もつけていただきました。

娘は過去の記憶をすべて封印していたのですが、治療が進み、悪い記憶を処理していくうちに、閉ざされていた良い思いがどんどん溢れ出てきたのも驚きでした。

この治療が世の中に広まっていき、現在苦しんでおられる方々が救われていくことを切に祈ります。

 

心の病気は、身体の病気と違って快方に向かっている判断がしにくく、カウンセリングの効果が確実な数値であらわせない分、人々は治療に対して不安を抱くように思われます。

保険がきかない=正式な治療ではないと思われがちです。実際、私がEMDRの治療を受けていると話をしたときに「その治療って本当に大丈夫?」と聞かれたこともありました。

この治療は世の中に早く広まっていくべきだと思います。いじめだけでなくコロナの流行など悩みが多い現代社会において、この治療が広まることは急務だと思われます。保険の適用が急がれるべきだと私は感じております。

娘は『もしこの先何かあっても、ぽこあぽこがあるから大丈夫』と言っております。信頼しているのがよくわかります。一人でも多くのかたが、辛い人生から抜け出していくことを願っています。

Bさまの保護者より 2021年3月
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